和菓子職人が作った”宇治抹茶を使ったパウンドケーキ
抹茶の苦みと小豆の甘さが絶妙な
バランスで味わえるパウンドケーキになっています。
小豆のシロップを浸み込ませてあるので、
しっとりとした味わいになっています。
抹茶パウンドケーキについて
材料(パウンド型18cm2本分)
バター 160g
グラニュー糖 1 50g
全卵 150g
薄力粉 135g
ベーキングパウダー 3g
宇治抹茶 15g
茹で小豆 適量
(シロップ)
水 100g
グラニュー糖 10g
小豆リキュール 10g
作り方
生地・シロップ・仕上げに分けて説明します。
(生地)
①型にクッキングシートを敷く。
②バターを冷蔵庫から出して、柔らかくしておく。
木べらでクリーム状になるまで混ぜる。
※バターの塊がないようにする。
③グラニュー糖を入れて、混ぜる。
④卵を数回に分けて入れ、混ぜる。
※バターと卵は、油と水の関係性なので、数回に分けて入れます。
分離してしまったら、分量内の薄力粉を少量入れれば、
分離を防ぐことができます。
⑤抹茶、薄力粉、ベーキングパウダーをふるった物を入れて、混ぜる。
粉気がなくなるまで混ぜる。
⑥型に生地を150g入れ、上に茹で小豆を全体にパラパラと入れていく。
もう一回繰り返す。
型に生地の総量300g入れる。
※繰り返した時に、下の小豆をなるべく巻き込まないようにする。
⑦2,3回型を落とし、170℃のオーブンで上火・下火中火で焼く45分間焼く。
※オーブンによって、多少の差は出ます。
⑧20~30cmの高さから型ごと落とす。
※しぼみを防ぎます。
型から外す。
(シロップ)
⑨小さい鍋に水、砂糖を鍋に入れ、沸騰させて火を止めます。
⑩沸騰したものを冷まし、小豆のリキュールを入れます。
(仕上げ)
⑪冷めたパウンドに、リキュールを刷毛で全体に浸透させていきます。
ラップでくるんで、冷蔵庫で生地にシロップが浸透するまで休ませます。完成
※2日くらい置いておくと、しっとりして美味しいです。
パウンドケーキアレンジレシピ
①きな粉のパウンドケーキ
抹茶の所をきな粉40gに変え、薄力粉を105gにします。
きな粉のパウンドは、食べたときに、
しっかりときな粉の味が口に広がりとてもおいしいです。
甘すぎないので程よい感じになっています。
②ほうじ茶のパウンド
抹茶の所をほうじ茶30gにに変え、薄力粉を125gにします。
シロップは小豆リキュールをラム酒に変えてください。
ほうじ茶の香りと、パウンドの甘さがとってもいいバランスをとっていて、
個人的にはイチ押しです。
抹茶パウンドのポイント
抹茶パウンドのポイントはそれぞれ4つあります。
それぞれポイントに分けて説明したいと思います。
※クッキングシートの敷き方
パウンド型より、一回り大きくクッキングシートをカットする。
↓
パウンド型をクッキングシートで包むようにしたときに、両端が2cmほど余るくらい。 ↓
クッキングシートの中心に、パウンド型を置き固定して、
片面の底に合わせて折り目をつける。
折り目を付けたらしっかり折る。
同様にすべての辺を1辺ずつ折っていく。
(この時クッキングシートが2センチほどはみ出るようにする)
↓
縦に長いほうの折り目を、底の折り目まではさみで切る。 型に敷きこんで完成。
※茹で小豆
茹で小豆は、食べたときに、全体に満遍なくあったほうがおいしいので、
なるべく均等に散らしてください。
※卵の分離
今回のパウンドは非常に分離しやすいので、薄力粉を使って、
なるべく分離しないようにしてください。
完全には繋ぎ合わせられないと思いますが、次の粉を入れてしまっても
問題なく膨らみますし美味しく仕上がるので安心してください。
※シロップ
表面と側面に、刷毛を打つようにして塗ります。
刷毛を擦りつけるように塗るのは、刷毛の毛が抜け落ちたり、
生地の表面が削れたりするのでお勧めはしません。
まとめ
和菓子職人が和を取り入れて作ったパウンドケーキということで、
小豆、宇治抹茶で非常に奥が深い味わいを作りだしている
パウンドケーキになっています。
個人ごとですが、今回のパウンドケーキは、今まで食べてきた中でも
1、2を争うほど、とてもおいしいです。
小豆、シロップで甘みを追加していて、抹茶の苦み・香りを残しつつ、
なおかつ絶妙に甘みがプラスされているので、抹茶が苦手だという人にも、
一度このパウンドを味わってみたら、病みつきになること間違いなしです。